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👁️【薬剤師が解説】目の充血に選ぶ目薬
~ナファゾリンとテトラヒドロゾリン、どちらが良い?~
目の赤みに対する目薬選びで、ナファゾリンとテトラヒドロゾリンのどちらを選ぶべきか──これは薬剤師としても多くご相談を受ける内容です。今回は、両成分の特性や使用上の注意点をご紹介し、市販の目薬選びのポイントをお伝えします。
✅ 1. 目の充血とは?
目の「白目」が赤く見える状態は、毛細血管が拡張することによって起こります。 考えられる原因としては以下のようなものがあります。
- 目の疲れ・乾燥
- アレルギーによる結膜の炎症(花粉やハウスダストなど)
- コンタクトレンズ装用による刺激
- 睡眠不足やパソコン作業のしすぎ
✅ 2. ナファゾリンとテトラヒドロゾリンの特性
🟦 薬剤師コメント: どちらの成分も、血管を収縮させることで一時的に赤みをおさえるという点で共通しています。ナファゾリンは比較的速やかな作用が期待できる一方で、テトラヒドロゾリンは比較的穏やかな使用感が特徴です。
✅ 3. それぞれの成分が適していると考えられるケース
⚠️ 4. 血管収縮剤配合目薬の注意点(共通)
血管収縮剤が配合された目薬を使用する際には、以下の点にご留意ください。
- 長期にわたる継続使用は避けてください。(かえって充血が悪化する可能性が考えられます)
- 目安として、1日3〜4回、1週間以内の使用が原則です。
- 緑内障(閉塞隅角型)や高血圧など、持病をお持ちの方は使用前に医師や薬剤師にご相談ください。
✅ 5. おすすめの市販目薬(充血ケア用)
✅ まとめ:どちらの成分が適している?
✨薬剤師からのアドバイス
目薬を選ぶ際は、漠然と選ぶのではなく、配合されている成分に着目することで、ご自身に合ったものを見つけやすくなります。
もし目の赤みが数日間続く場合や、痛み・目やになど他の症状も伴う場合は、市販薬での対処にこだわらず、必ず眼科を受診してください。