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休日・夜間にお子さんが急に発熱したら
薬剤師のルナです
夕方から夜になって、子供が急な発熱!!
お母さんとしてはとても心配ですよね。特に、夜や休日は病院も開いていないし、どうしたらいいのか不安になるものです。
まずお伝えしたいのは、「慌てなくてもいい場合」があるということです。
お子さんがまだ元気で、水分をとれていて、顔色も悪くないようなら、一晩ゆっくり休ませることも一案です。
こんな時は様子をみても大丈夫
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比較的元気がある(遊んだり、会話できる)
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水分がとれている(ストローやコップで少しずつでも飲める)
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顔色が良い(青白くない、唇が紫になっていない)
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呼吸が楽そう(ゼーゼーしていない)
この条件に当てはまる場合は、すぐに受診できなくても、落ち着いて過ごせます。
ただし、翌日の昼間には必ず医療機関で診てもらいましょうね。
でも、夜につらそうに見える時は
熱が高くて眠れない、つらそうにしている…
そんな時は、一時的に症状を楽にしてあげられる市販薬があります。
お子さんの年齢に合った解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)が安全に使いやすいです。
1歳以上のお子さんなら、一時的にしのげるお薬があります。
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ただし最初に注意(必ず)
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「これは応急対応の助言であり、翌日(または可能な限り早く)小児科を受診してください」
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「症状が急激に悪化する場合は、休日夜間診療や救急外来を利用してください」
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症状の見極めポイント
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受診が必要な危険サイン(例:呼吸困難、ぐったり、意識がない など)
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1. 発熱(38℃前後)
危険サイン
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39℃以上でぐったりしている、顔色が悪い、呼吸が早い。生後3か月未満の発熱は即受診
🌟そんな訳で、それ以外でひとまず対処したい場合の ルナ(薬剤師)のおすすめはコレ!
応急的に使える市販薬 3選
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用法・用量(例:アセトアミノフェン)
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体重1kgあたり10〜15mgを4〜6時間おきに服用(1日最大4回まで)
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例:15kg → 150〜225mgが1回量
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38℃台で元気なら無理に下げず、水分をとらせて様子をみることもあり
サポート方法
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水分補給
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薄着で体温調節
お薬を使う時の注意
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用法・用量を必ず守る(添付文書をよく読む)
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解熱は「熱を下げる」よりも「眠れる・楽に過ごせる」ために使うだけにする
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使っても症状が悪化する場合や、水分がとれなくなる場合はすぐ受診
最後に
お母さんが不安な気持ちになるのは当然です。
でも、落ち着いてお子さんの様子を観察することが、なにより大切な「看病」なんです。
私も女性として、妹の子供が夜中に子どもが熱を出した時は眠れない夜を過ごしたことがあります。
そんな時は、「朝になったら病院に行ける」「今はそばにいてあげることが一番」と、自分に言い聞かせました。
今夜は、どうかお母さんも少しでも休んでくださいね。
【免責事項】
本記事の内容は、一般的な健康情報および市販薬の参考情報を提供するものであり、診断や治療の指示を行うものではありません。
症状や経過は個人差があります。記事内で紹介している市販薬を使用される場合は、必ず製品に記載されている用法・用量・注意事項をよく読み、必要に応じて薬剤師や医師にご相談ください。
特に1歳未満の乳児、持病のある方、アレルギーのある方は、必ず医療機関を受診してください。
本記事を参考にされた結果について、当方は一切の責任を負いかねます。
休日や夜間でも症状が急激に悪化した場合や、水分が摂れない、呼吸が苦しい、意識がもうろうとするなどの症状がある場合は、迷わず救急外来を受診してください。