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子どもの咳が止まらないときの対応
薬剤師のルナです。
夜中に咳が止まらず苦しそうにしているお子さんを見ると、お母さんとしてとても心配になりますね。
ただし、咳は体の防御反応のひとつであり、気道にたまった痰や異物を排出するために出ていることもあります。
そのため「咳を完全に止める」ことではなく、「お子さんが少しでも楽に過ごせるようにする」ことが大切です。
『よく効く薬はどれ?』と気になる方も多いですが、薬剤師の立場からは効き目の強さだけで選ぶのはおすすめできません。ここでは安全に選べる市販薬について解説します。
受診を検討すべきサイン
- ゼーゼー・ヒューヒューと苦しそうに呼吸している
- 咳き込みで嘔吐を繰り返している
- 水分がとれず、ぐったりしている
- 高熱を伴っている
こうした症状がある場合は、すぐに医療機関の受診をおすすめします。
ご家庭でできる工夫
- 部屋の湿度を保つ(加湿器、濡れタオルを干すなど)
- 水分を少しずつこまめに与える
- 寝るときは枕を少し高くして呼吸を楽にする
市販薬での対応(1歳以上)
市販の咳止め薬は、年齢によって使用できるものが限られます。1歳未満のお子さんには市販薬は使用を控えて、医療機関の受診をおすすsめします。
1歳以上のお子さん向けには、以下のようなお薬があります。
オススメの市販薬(小児用・1歳以上)
【指定第2類医薬品】ムヒのこどもせきどめシロップS1 120mL
まとめ
子どもの咳は多くの場合、数日で軽快します。ただし、息苦しさや水分摂取が難しい場合は早めに受診を。
市販薬を使用する際は必ず年齢・用量を守りましょう。困ったときは薬剤師にご相談ください。
免責事項
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、診断・治療を代替するものではありません。
症状が重い場合や改善がみられない場合は、必ず医療機関を受診してください。